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生原酒とは
たかま酒店 生原酒とは
生原酒とは・・・
タンクの中の醪の発酵が進み、蔵元の目標とする状態になったとき、搾り(昔ながらの槽搾りor機械式のヤブタがあります)酒と酒粕に分けます。
* 生原酒とは、この搾ったままのお酒を言いアルコール度数も18度~20度あり、タンクの中の状態に最も近く、蔵の味を示すお酒と言えます。
(酒税法上 搾らないとお酒として販売できません)
当店で生原酒の比率が7割を占めるのは、そのお酒の個性を楽しむ方が多いからでしょう。
開栓当初の味、そして空気に触れ味が丸く変化していく様を楽しんでおられます。
(感動してその様を店で語ってくださいます)
冷蔵保存が必要になりますが皆様が心配されるほどひ弱ではなく、3年熟成された生原酒もあります。
*「原酒」はこのお酒に火入れ(65度位)を行い、微生物の活動を止めたもので、酒質が落ち着き深みがあり、冷蔵保存の必要もなく流通・保存が容易になります。
* 通常多く出されている販売酒はアルコール15度です、これは原酒に加水(20%位)して度数がおとされます。加水により酒量も20%増え、その分 販売価格も安くなります。
* さらに醸造アルコール添加酒はホワイトリカー(廃糖蜜 砂糖の搾り粕を蒸留した、ただのアルコール100%近いもの)を加えますので15度に落とすのに、さらに加水され酒量が増えます。(三増酒)
人の味覚はこのアルコール添加を感知できます、嫌な臭い・悪酔いすると日本酒離れを起こした原因でしょう。
現在 日本酒の発酵工程も科学的に解明され、品質向上のために参考にされればいいのですが
新技術とうたい(私から言わせれば、お客をだまし、小労力・大量生産に過ぎない)
伝統技術とはかけ離れた安酒(1800ml 1,000円)がDSなどで販売されています。
また大手酒造会社は全国大量販売を狙い、有名人を使いTVコマーシャルで流しているのが安酒ばかりです。
技術力はあるのですから、本当の日本酒の発展につながる酒をPRしていただきたいと思っています。
- 2014.07.22
- 21:56
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