3代目高間一夫です。
日本酒の魅力 古酒 大解剖、おいしい飲み方
日本酒の魅力の一つに熟成酒 古酒があります
「秋鹿 黒もへじ5年古酒」蔵出し限定300本の魅力
おいしい飲み方を紹介いたします
熟成、ねかすとも言われますが
旨味や風味を醸し出します
日本酒は搾った後、数か月から数年寝かされ
熟成期間も含め、味わいが組み立てられます
江戸時代 故事にも
「熟成酒は、からだ全体が潤うように気持ち良く酔う」と書かれています。
日本酒はウイスキーなどの蒸留酒に比べ
発酵により得られる成分が沢山含まれており
原料、熟成期間の温度などにより
熟成による変化はより複雑になります
その一つに
新酒ではアルコールがむき出しの状態で存在しますが
熟成させることにより水のクラスター(結合塊)が小さくなり
アルコール分子を取り囲むため、アルコールが水に包まれた状態で鼻や舌に感じられ
香りも味もやわらかくなるようです。
秋鹿 生酛 上村大町 雄町 無濾過生原酒 2016 (通称 黒もへじ)
循環型農法というのは
農薬・化学肥料を使わず
秋鹿酒造独自の米ぬか、もみ殻、酒粕などを発酵させ
肥料として田にすきこみ有機の土壌つくりのもと栽培される農法を言います
雑草処理が大変なうえ、取り目も半分から三分の一と少なくなります
微生物の淘汰を利用した生酛造り
自然界の微生物の淘汰を巧みに利用した生酛つくり
様々な成分が生成されお酒に含み味をもたらします
18度生原酒にて5年間 蔵元にて冷蔵熟成
うっすらと色ついている程度
優しい口当たり、5年熟成による香りと味のハーモニーは
複雑味を帯び、奥深い味わいと風格を持ち
口の中で柔らかく開いていき、からだ全体が潤っていく様が感じられます
自分と向き合い飲んで頂きたく思います
- 2021.04.28
- 11:16
- 3代目高間一夫です。